飾り画像 厳島神社


中秋の名月の頃、九月下旬。安芸の宮島へ。
日本三景のひとつである厳島神社を訪れた。


あいにくの曇り空だったが、
月は少しずつ顔をのぞかせ祝福をくれた。
このような干満の激しさは、年に二度ほどだという。
この日の満潮は、朝夜共に九時前後。

水面は軒下ぎりぎりまで。
水面に映る神殿の中に入れそう


廻廊は計算され尽くされている。
神は確かに此処にいる。
交通安全、商売繁盛の守護神とのことだが…
他の望みも聞いてくれますか?

この橋はどこに続く?
空まで行ければ何かが昇華するだろうか?

宮島の夕暮れ



夜の神殿と五重塔。





干潮だとこんな感じです。




鹿は厳島神社の使徒。
神社周辺の鹿は、人なつっこい。
あなたに願いを託してもいい?




厳島の中のもみじ谷。
紅葉のシーズンは、美しいに違いない。

青空をそのままに切り取っている。
真実を移す水鏡かもしれない。
覗いたら何が映るのだろうか。
迷いなのか?希望なのか?


戦争の傷跡を今も伝える原爆ドーム。
写真では伝えられない迫力がそこにはある。
人々の悲しみと祈りが静かにたたずむ。
同じ過ちを繰り返さないように。
すべての人に、安寧が訪れますように。

川の流れは、ただ静か。

戦後は遠くなりにけり。
復興と、平穏な人の営みを伝える広島市内の風景。

広島空港は山の中で、空が近い。
滑走路は、天を目指す。

多くの人がこの上を通り過ぎ、
この地を旅立ち、降り立つのだ。
これを作り上げた人たちの努力と、
完成された技術の確かさは、見事。

広島といえばお好み焼き。
焼きそば入りが大きな特徴。
広島空港内のこの店は、
地酒が多く比較的安価なため、
出張の多いサラリーマンが好んで利用する。
ビジネススーツでいつも混雑しているので、
どの店なのかはすぐにわかるかも。


羽田。
クルマの中からの一コマは、幻のよう。
流れるような風景の中にも人の息吹がある。


さぁ、帰ろう。
行くあてがないと迷える子羊も、
帰るべきあの場所へ。
そこでは、あなたを大事に思う人が
あなたの帰りを待っている。
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