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  「鎌倉で過ごす」
飾り画像 Maldives Part 1〜島々の花環


インド洋に浮かぶ 珊瑚の首飾りの島 
モルディブ共和国
「島々の花輪」と呼ばれ 二色の海の色をもつ
シンガポール乗り継ぎのルートで 
彼の国を訪れた
東京からシンガポールまで7時間
シンガポールから
モルディブの首都マーレまで6時間
マーレ空港島からバタラアイランドまで水上飛行機で20分
時差はマイナス4時間
失われた時間を取り戻すまで旅は続く
到着日の月は 半円 
これから欠けるのか
これから満ちるのか
先行き不明の 淡い空


「バタラアイランド」は 一周約15分の小さな島
歓迎してくれた 
季節外れの三月うさぎ達
ここは Wonder Island



ホビットが住めそうな コテージ
晴れた日は 緑の天井になる屋外シャワー
雨の日には スコール混じりの天然シャワー
それも一興


裸足で 忘れていた砂の感触を踏みしめる
入り口の鉢で洗う砂
数歩進めば そこはビーチ



水の中は 色のある世界 
魚たちは 自由に水中を動く
人は 自由にならないのにね

シュノーケリング中 
イタリアンマフィア(のような人)が
「亀がいる」と教えてくれた
亀を見つけたと合図したら、皆が拍手をくれた

珊瑚の白化は進んでいる
彼の国は先進国のごみは処理できない 
その危険を知らない
ごみは必ず持ち帰る
自然を守るために 小さな事でも出来ること…

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飾り画像 Maldives Part 2〜優しい人々



雨季のモルディブ
急なスコールは恵みの雨
ここでは水は貴重な資源

「スコールが来るよ」現地の人が予言する
「今海に出ないでね」5分以内に予言は果たされる



激しい雨と波のうなり
そんな日はじっと回復を待つ 
本を読んだり 曲を聴いたり 

ここでは 電力も貴重
必ず一日に二度は停電するダイニング
電力の供給が大変なそんな島…

テーブルボーイの特技は、チェス
給仕中に駒をすすめるハンデつきなのに
……なんと、4戦全敗
「元気ですか?」「乾杯」「いただきます」
日本語で話しかけてくれる彼に 唯一教えた日本語は
……「参った」

ルームボーイはへヴィメタ好きのギタリスト
きらきら輝く目で 音楽について語るモルディビアン 
お気に入りのCDをお互いに交換する滞在中


異国で見る日本戦
「Nice Match!」
「日本はこれから強くなる」皆が声をかけてくれる
深夜遅くまで たったふたりの観客のためにバーを開けてくれた
「今夜は特別だよ!」

毎晩頼んだ ピナコラーダ



朝ごはんを食べそびれた日
バーで頼んだ軽食は、巨大なプレート
「食べきれない」と怒る私に夫のひとこと
「旅でしょ?笑い話ですむよね なんでそんなに怒るの?」
確かに こんな広い空なのに



他に唯一の日本人ゲストは 
一人旅のシャイなダイバーさん
一緒に飲んだビール 何故か日本の味がする

言葉がなくとも 人の心に触れる
そんな休日


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飾り画像 Maldives Last Part〜夜の風景


月のない夜は暗い
曇天の星の光はかすかで 大地を照らさない 
どこまでも続く暗い海にこわくなる…


ジェッティの明かりを頼りに帰る道
こんなに近い場所なのに 遠い道のり
かすかな明かりを目指し 辿り着く場所

唯一の晴天の夜
月の見えない夜は 星の光が鮮やか
遠近のあるこぼれる光 
宇宙は広くそして果てしない

天の川は銀河の渦
サザンクロスは低く輝く
祈りを捧げる 南の十字


ふと振り返ると 砂浜に残る足跡 
でも 一度の波でさらわれてしまう
行く道も帰る道も分からぬ 儚い道程


明日は DEPERTURE
様々な飾りつけが 別れを示唆する 
Last Night
お別れの前夜祭

集めてみた たくさんの花びら
この花占いは きっと当たる

空港島で見る夕日
また必ずここに来る
貯金できるまで
何年かかるかな?


温暖化が進むと沈んでしまう 
ここは海抜0メートル


便利な生活には 代償がある
地球には 
失ってはならないものがたくさん


帰国した日本は 梅雨の晴れ間
そう
日本で見る夕日も ほんとうにきれい

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